RaspberryPi3にCloudPiをインストールしてNAT越え
スイッチサイエンスここを参考にした。
CloudPiの購入
CloudPiはここに購入リンクがあり、スイッチサイエンス経由かAmazon経由で購入できる。
購入すると、UIDが割り振られたカードが送付される。
このUIDを、RaspberryPi3にインストールするCloudPiモジュールの設定ファイルに記入することで、CloudPiの機能を使うことが出来る。
RaspberryPi3にインストール
$ mkdir /home/pi/cloudpi $ cd /home/pi/cloudpi
参考サイトでは、CloudPi用のサーバモジュールをwgetで取得しているが、リンク切れしているため、ここから、Raspberry Pi版のモジュール(p2ptunnel_v100.tar.gz)をダウンロードする。
ダウンロードしたモジュールは、WinSCPなどを使ってRaspberryPiに配置し、解凍する。
$ tar zxvf p2ptunnel_v100.tar.gz
解凍してできたディレクトリに移動し、次のコマンドを実行
$ cd p2ptunnel $ sudo cp cloudpi /etc/init.d/cloudpi $ sudo chmod 755 /etc/init.d/cloudpi
UIDを確認し、cloudpi.confファイルを編集してUIDとパスワードを記述します。
$ vi cloudpi.conf
以下の記述をcloudpi.confに記入する。
uid=割り振られたUID password=任意のパスワード
記入後、以下のコマンドを実行し、RaspberryPi3起動時に自動でCloudPiが起動するようにする。
$ sudo insserv cloudpi
以下のコマンドで、CloudPiを起動する。
$ service cloudpi start
クライアント側の設定
Windows PCからRaspberryPi3へ、NAT越えでssh接続する。
ここから、Windows版クライアントモジュールをダウンロードし、解凍する。
解凍したフォルダ内の「P2PTunnel.exe」を実行する。
「追加」ボタンを押すと、 任意の名前、割り振られたUID、サーバモジュールで決めたパスワード、を記述し、「ポート設定」を押す。
今回は、sshで接続を行うため、ローカルの2222番ポートに、RaspberryPi3の22番ポートを割り当てる。
設定後、「接続」ボタンを押すと、localhostの2222番が、RaspberryPi3の22番ポートとして使えるようになっている。(NAT越えも可能)
teratermなどで、localhost:2222でログインできれば成功。
RaspberryPi3上でWEBサーバなどを起動している場合も、ポートを適切に設定しておけば、localhostでWindowsPCからアクセスできるようになる。